たまに読書


先日図書館で
何冊か借りたうちの1冊


「無人島のふたり」



山本文緒さんという作家さんが
書いた
がんの余命宣告を受けてから
軽井沢の自宅で
最後を迎えるまでの闘病を綴った本




今の私と同い年だった山本さんが
暖和ケアを選択し
ご主人とふたりで過ごした日々を
日記として毎日120日間
書き綴った闘病記
途中 山本さんは
「逃病記」ではないかと
書いていたけれど
逃げたいくらい辛い日々だったと
わかる





悔いのないように
会いたい人に会ったり
やり残した事がないように
迫り来る死に向かって
毎日を過ごす事は
身体も心も想像を絶する事で
自分に置き換えたら
怖くて残された時間の
使い方も何もわからない





痛み、吐き気、高熱
溜まった腹水を抜いたり
辛い状況にありながらも
日記を綴り続けた山本さん



読んですぐに
「無人島のふたり」というタイトルが
理解できた



健康でいられることの
幸せや
時間や家族、愛、命
いろいろな事を考えさせてもらえる
本でした